Q:Word で「変更履歴の記録」機能を利用していますが、EndNote の引用挿入が正常に動作しません
Answer
Word で EndNote の CWYW ツール(=引用挿入などの機能)を利用すると、下記のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
- 「要求されたオブジェクトが見つかりません(The requested object could not be found)」
- 「コマンドに失敗しました(Command failed)」
- 「コマンドは正常に終了できませんでした」
- 「Unknown error」
- 「オブジェクトは削除されています(Object has been deleted)」
- 「範囲を編集することはできません(The range cannot be deleted)」
- 「A COM exception has occurred」
他のメッセージが表示される場合もあります。Word が強制終了してしまうこともあります。
原因
Word の「変更履歴(Track Changes)」の機能やコメントを表示する機能と EndNote の CWYW 機能が衝突を起こし、本件を発生させることがあります。
対応方法
EndNote X 以降をご利用の場合は、変更履歴の機能がオンになっていても構いませんが、一時的に変更履歴を非表示にする必要があります。変更履歴を一時的に非表示にする方法は下記の通りです。
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Word を起動し、リボンの [校閲] タブを選択
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[変更履歴] の設定を変更
- Word 2013 以降:[変更履歴の記録] のオン/オフを設定するボタンの右隣のプルダウンを開き、[変更履歴/コメントなし] に変更
- Word 2011 以前:[変更履歴の記録] のオン/オフを設定するボタンの右隣のプルダウンを開き、[最終版] に変更
以上の操作で EndNote の CWYW 機能を利用できるかどうかをご確認ください。まだエラーが発生する場合は別の原因である可能性があります。ご利用環境や現在の詳細な状況を記載の上、弊社サポート窓口 にお問い合わせください。
EndNote 9 以前のバージョンを利用している場合は、EndNote のアップグレードをご検討ください。
以上