Citations の Author Name:著者・共著者の氏名の表記方法を設定(本文中の引用表記)
Citations の Author Name では、本文中の引用表記に出力する著者の名字と名前の出力順や、名前をイニシャル化するかなどを設定できます。
【注意】
- EndNote が人名の名字や名前、機関名や団体名を正しく認識するには [Author] などの名称を入力するフィールドに「EndNote が定めている入力のルール」に準じた入力がなされている必要があります。入力のルールについては下記ページをご参照ください。
Q:著者名・団体名が文献リストに正しく表記されない
- 名前をフルネームで出力するには Author などの人名を入力するフィールドにフルネームが入力されている必要があります。Author フィールドなどにイニシャルの形で登録されている場合、スタイルで [Full Name] を出力する設定にしてもフルネームは出力されません。あらかじめご了承ください。
- スタイルの設定で名字と名前の間にスペースを含まないようにすることはできません。
※番号引用のスタイルでも Citations の Templates の設定において [Citation - Author (Year)] で著者の出力を設定しているので、本項の設定も行うことを推奨します。
- First author:
筆頭著者の氏名の記載順を設定。 - Other authors:
共著者の氏名の記載順を設定。
【補足】
プルダウンメニュー内に例示されている名前は First author と Other authors で異なりますが、掲載順は同じです。下記の順番となります。
- 名前 名字(名前が先)
- 名字, 名前(間にカンマを含む)
- 名字 名前(間にカンマを含まない)
- Capitalization:
大文字化に関する設定。- As Is:
EndNote ライブラリに登録されている状態のまま出力する。 - Normal:
一般的な書き方。頭文字のみ大文字化する。 - All Uppercase:
すべて大文字化する。 - Small Caps:
すべて大文字化するが、2 文字目以降は文字サイズを小さくする。
- As Is:
□Capitalize only the author's last name:
上記 Capitalization の設定を名字にのみ適用する場合にチェックを入れる。
- Initials:イニシャル化に関する設定
- Full Name:
フルネームを出力。 - Last Name Only:
名字のみを出力。 - それ以外:
名字とイニシャルを出力。イニシャルの形は選択可能。(ミドルネームなどがあり 2 文字以上出力する際にピリオドやスペースを含むかなど、選択肢のように出力する)
- Full Name:
□Use Initials only for primary authors with same name:
イニシャルは同姓の筆頭著者の文献を複数引用するときにのみ出力するよう設定する場合にチェックを入れる。
□Omit repeated authors:
同一著者の文献を一ヶ所に引用する場合に、名字の出力を 1 つにまとめる場合にチェックを入れる。
例:
チェックなし:
(Smith, 1993; Smith, 1999; Wyatt, 2000)
チェックあり:
(Smith, 1993, 1999; Wyatt, 2000)
□Separate these citations with:
上記設定を適用する場合、引用を分けるために使用する記号を設定。(Citations の Templates の Multiple citation separator とは別の記号を設定したい場合にチェックを入れて記号を入力)
□Don't omit authors from citations that have suffixes:
"Suffix" を設定している引用には上記を適用しない場合にチェックを入れる。
Suffix の設定については下記ページをご参照ください。
Q:本文中の引用表記にページ情報などを追記する方法
【注意】
上記 "Omit repeated authors" の設定が適用されるのは共著者を含めた Author フィールドの内容全体が完全一致する文献を同一箇所に引用した場合のみです。筆頭著者は同じだが共著者が異なる文献の場合、著者名の出力人数に関わらず 1 つにまとめることはできません。