Q:EndNote X9.3 以降のバージョンでライブラリを開こうとすると Convert に関するメッセージが出現し、続いてデータを保存する画面が出現する
【注意】
※EndNote X9.3 以降のバージョンをご利用の方は必ず下記の操作でアップデートを確認し、EndNote のバージョンを最新にしてから操作してください。
(Windows)メニューバーの [Help] → [Check for Updates]
(Macintosh)メニューバーの [EndNote (Ver.)] → [Check for Updates]
EndNote X9.3 のバージョンから、macOS 10.15 Catalina 以降の 64bit 専用 OS に対応する 64 bit アプリになりました。そのため、32bit アプリだった X9.2 以前のバージョンで作成されたライブラリとの互換性が無くなりました。
※EndNote X9 for Windows も、Mac版 EndNote X9.3 以降に対応したライブラリと互換性を確保するため、X9.3 以降のバージョンは 64bit アプリになりました。
X9.2 以前のバージョンで作成されたライブラリを X9.3 以降のバージョンで開くには、X9.3 以降のバージョン用のライブラリに変換する必要がありますので、その旨のメッセージが出現し、変換後のライブラリを保存する画面が出現します。詳細は下記をご参照ください。
なお、下記で紹介している操作を行った際に「Failed to open converted database」とエラーが表示され、データ変換が正常に行えない場合は こちらのページ をご参照ください。
EndNote X9.3 以降のバージョンで、X9.2 以前のバージョンで作成されたライブラリを開こうとすると下図のメッセージが表示されます。(左:Windows、右:Macintosh)
「X9.2 より以前のバージョンで作成されたライブラリを X9.3 以降のバージョンに対応したライブラリに変換しますか?」という主旨のメッセージです。[OK] や [Yes] を選択すると X9.3 以降のバージョンに対応したライブラリを保存する画面が出現します。
X9.2 以前のバージョンで作成されたライブラリのデータも残りますので、上記で保存するライブラリは X9.3 以降のバージョン用であることが分かるように名前を付けて保存することを推奨します。
上記のように、X9.2 以前のバージョンで作成したライブラリを X9.3 以降のバージョンに対応したライブラリに変換することは可能ですが、X9.3 以降で作成したライブラリを X9.2 以前のバージョンで開くことはできなくなりますので、ご注意ください。
【注意】
今回互換性が無くなる X9.2 以前のバージョンとは、X8 以下のバージョンも含みます。EndNote の開発元によると、X8 以下のバージョンを 64bit アプリにアップデートする予定はないとのことです。予めご了承ください。
同期機能は X9.2 以前のバージョン、X9.3 以降のバージョンで区別なく実行することが可能ですので、X9.3 以降のバージョンと X9.2 以前のバージョンでデータを共有したい場合は EndNote の同期・共有機能をご利用ください。
以上