【開催レポート】採択を引き寄せる!科研費攻略セミナー(2026年7月24日開催)
2026年7月24日、無料オンラインセミナー「採択を引き寄せる!科研費攻略セミナー ~あなたの熱意を審査員へストレートに届ける極意~」を開催しました。講師は『狙って獲りに行く!科研費』の著者であり、国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC)主任研究員・プログラム長の中嶋亮太先生です。
本記事では、セミナーで扱った内容と、終了後のアンケートから見えた参加者の関心がどこに集まったかをご報告します。科研費の申請を控えた方、これから申請書に取りかかる方の参考になる内容だと考えています。
開催概要
- 名称
採択を引き寄せる!科研費攻略セミナー ~あなたの熱意を審査員へストレートに届ける極意~ - 開催日時
2026年7月24日(金)15:00~16:30(オンデマンド配信:7月27日~8月10日) - 開催形式
オンライン(Zoom ウェビナー)/参加費無料 - 講師
中嶋 亮太 先生(国立研究開発法人 海洋研究開発機構(JAMSTEC) 主任研究員・プログラム長/博士(工学))
セミナーで扱った内容
科研費の申請書は、書式を整えるだけでは採択に届きません。本セミナーでは、審査員が申請書のどこを見るのかという視点から、次の3点を軸に解説いただきました。
- 審査員の心を掴む「まとめ方」
研究目的や概要の設問への対応、レイアウト、熱意をストレートに伝えるための「見せ方」。 - 現役プロジェクトリーダーによる解説
科研費を獲得する側と審査する側の両方を経験した立場から、採択・不採択の比較例を交えた解説。 - 生成AIを使ったブラッシュアップ実践
研究計画調書を実際に手直しする手順として、生成AIの使いどころと注意点。
関心が集まったのは「生成AIの活用」「審査員視点」「図の見せ方」
セミナー終了後のアンケートで、「特に興味深かった項目」としてお選びいただいたものです(複数回答)。
| 項目 | 選んだ方の割合 |
|---|---|
| 生成AIの活用方法 | 72.1% |
| 審査員視点の分析 | 69.4% |
| 視覚的・直感的にみせる申請書作成・図の作成のコツ | 68.6% |
| 設問への対応・研究目的・概要などの書き方のコツ | 66.4% |
| 直感的でわかりやすいタイトルの付け方 | 50.7% |
| 採択・不採択の比較例 | 50.7% |
| 質疑応答でのTips | 31.9% |
上位4項目が7割前後で並びました。なかでも審査員視点の分析が高い支持を得たことは、科研費の審査基準が公開されていないことの裏返しだと考えられます。「審査員は申請書のどこを、どう見るのか」という判断材料への関心が高いということです。
また、図の見せ方が7割近くに達したことも特徴的でした。限られた紙面で研究の全体像を伝える手段として、図の情報量とレイアウトが実務的な関心事になっていることがうかがえます。
参加者の声(抜粋)
アンケートの自由記述から、いくつか抜粋してご紹介します(一部を抜粋・要約しています)。
- 「今までの科研費関連のお話や本の中で、最も具体的で参考になりました」
- 「大変参考になり、申請書をつくり替えました」
- 「図や文章など、具体的に示してくださり大変参考になりました。あきらめずに今年も申請しようと思いました」
- 「生成AIを活用した研究計画調書のブラッシュアップ方法は、他ではなかなかお聞きできない内容でしたので、非常に参考になりました」
- 「先生が作成している申請書と比較した際、私の方は図があるものの文字が多く、先生の方が図で多くをアピールしているように思えました」
- 「研究支援事務をおこなっております。新しい視点もえられたので、添削業務の参考にいたします」
- 「当日の拝聴が難しかったのですが、オンデマンド配信をしていただき、大変助かりました」
「あきらめずに今年も申請しよう」「申請書をつくり替えた」という記述が複数寄せられたことは、私たちにとっても印象に残りました。
研究資金の獲得は、参加者が挙げた課題の第1位でした
「研究活動において、現在『課題』に感じていること」への回答(複数回答)では、次の順に票が集まりました。
- 研究資金(外部資金)の獲得・維持 … 69.9%
- 研究時間の不足 … 62.9%
- 研究人材・サポート体制の不足 … 39.3%
ユサコは、文献管理・質的データ分析・統計解析・論文執筆支援といったツールを、40年以上にわたって研究者の皆様にお届けしてきました。研究資金の獲得は、その工程の少し手前にある課題です。ただ、申請書をつくる作業を分解してみると、私たちが扱ってきた領域と重なる部分が少なくありません。
- 業績リストをつくる… 文献管理ソフトの出力スタイルを使えば、申請書の様式に合わせた業績リストを短時間で作成できます
- 先行研究を把握する… 研究の位置づけを示すために、引用索引データベースやAI検索で関連研究を確認できます
- 質的研究として申請する… インタビューや自由記述を扱う研究計画では、質的データ分析ソフトが分析手法の記述を支えます
- 研究の全体像を図にする… 図の見せ方への関心が7割近くに達したことをふまえ、申請書やポスターの作図を支援するツールもご用意しています
ご参加・ご回答いただいた皆様、そしてご登壇いただいた中嶋亮太先生に、あらためて御礼申し上げます。
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