Vol.28:剽窃行為を事前に防ぐためにできること
- 限られた時間と不慣れな英語のせいで、論文原稿で意図しない剽窃行為を行なってしまうケースがあります。ジャーナルは、こうしたケースを倫理的な出版行為の侵害とみなし、多くの場合、その論文をリジェクトします。
Vol.24:優れたタイトルとアブストラクト、適切なキーワード選び
- 研究者が論文執筆に着手するとき、大抵は論文の内容(研究方法、結果、考察のセクション)に多くの時間を費やします。タイトルとアブストラクトはさほど思案されず、キーワードはさらに軽視され、ジャーナルの投稿シ
Vol.23:ソースの学術性と信頼性を見きわめるためのヒント
- 小論文や研究論文などの学術的文書を執筆する際には先行論文や学術文献が欠かせませんが、それらを検索する際は、信頼できる情報源(ソース)を見つけることが重要です。これらのソースは、新聞、書籍、定期刊行物(
Vol.22:方法セクションの書き方
- 論文の方法セクションとは、研究の核心への工程表のようなものであり、著者が目的地に到着するまでにたどった道を読者に案内するためのものです。このセクションは、ほかの研究者が実験を再現するための情報、また一
Vol.18:若手研究者のためのオープンアクセス出版ガイド
- 近年、オープンアクセス(OA)は着実にその勢いを増しています。ジャーナルや出版社の多くはOAでの出版を行なっており、著者の選択肢も広がってきています。しかし、多くの研究者(とくにキャリアの浅い研究者)
Vol.17:若手研究者のためのシステマティックレビューの書き方指南
- システマティックレビュー(系統的レビュー)とは、現存する文献の徹底的なレビューを行い、定式化した課題について論じるものです。システマティックレビューを行う過程は、複雑です。本記事では、システマティック
Vol.15:学術出版における剽窃行為
- 研究プロジェクトに着手してから、別の研究者が似たようなアイデアをすでに実践していることに気付くことは珍しくありません。調査の方法、疾病の経過、化合物の構造、何らかのプロセス等が、改良の余地がない状態で
Vol.11:研究の有意性とは?p値に頼るべきでない理由
- 研究論文でもっともよく使われている統計値は、もっとも誤解され、誤用されているかもしれません。その統計値とは、p値のことです。アメリカ統計学会(American Statistical Associat
Vol.7:自身の研究を世界に広めるための8箇条
- 学術界は競争の世界です。一度論文を発表したら、後は椅子に深く腰掛けて、人々がそれを読んで称賛してくれるのを待つだけ…という時代は、とうに終わりを迎えました。現代の研究者は、自身の研究を広く伝え、インパ
Vol.5:学会発表を成功させるための8箇条
- 学会での研究発表は研究者にとって重要な場であり、若手研究者の多くは、貴重な経験を積める機会として前向きに捉えているかと思います。しかしながら、素晴らしい機会であるのと同時に、ほとんどの参加者にとって、
Vol.2:論文を投稿するジャーナルの選び方とは?
- ジャーナルの選択は、正しい読者層に研究成果を伝えられる査読付きジャーナルを選ぶことが重要です。ジャーナルの論文掲載実績が、研究者のキャリア形成、職業上の評判、研究費の獲得に影響を与えることは言うまでも
Vol.1:読者の理解度を向上させる「IMRAD形式」の論文構成とは?
- 自分の考えを読者に効果的に伝えるには、論文をうまく組み立てることが不可欠です。たいていのジャーナルでは、伝統的な形式であるIMRAD(イムラッド)形式で研究論文を書くのが望ましいとされています。IMR