インタビュー

数千の論文データを1つのライブラリで管理し、様々な場所からアクセス

がん研究会有明病院 伊藤寛倫先生

がん研究会有明病院 伊藤寛倫先生にインタビューを行いました。

-EndNoteを使用するきっかけは?

 25年程使用しているのですが、はじめは所属の研究室で勧められました。購入したのはバージョン4で、当時は文献管理ソフトがほかになかったですね。

 当時困っていたというわけではないのですが、リファレンスの整理として使い始めました。論文執筆時にフォーマットを変えることも自動ですし、並べ替えも全部自動でやってくれるので、その機能があるために選びました。


-どのような使い方をされていましたか?

 EndNoteを使い始める頃はコピーした紙の文献を並べていました。まだPDF形式もそれほど普及していませんでしたので、電子化というよりも紙で文献を読みつつ、執筆論文ごとのライブラリの整理として使用していましたね。


-効率化はできましたか?

 もう効率化というか、今ではそれなしでは論文が書けないので。文献データベースはPubMedを使用しています。昔は一度テキストにしたものをEndNoteにインポートする作業なども必要でしたが、少し前のバージョンからダイレクトエクスポートできるようになってとても便利になりました。ウェブ上で文献情報をファイル出力できるようになったので。


-その他に便利に感じられている点は?

 文献管理のデータベースとして使えていること。昔はパソコンやUSB上のファイルを持ち歩かないといけなかったので、いくつかのバージョンができてしまって。いちいち同期するのが大変でしたが、今はクラウドに入れておけばオンラインでどこからでもアクセスできるようになったので、1つのライブラリで管理できるのはありがたいと思います。 1つのライブラリの中で文献は3千、4千件ほど入っていますので、単元ごとに項目ごとにグループ分けのアレンジをして使っています。


-共有機能は使用していますか?

 共有機能は使用していないですね。もしかするとこれからプロジェクトによっては使うかもしれませんが、自分のプライベートのライブラリとは別のライブラリになると思います。


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がん研究会有明病院 伊藤寛倫先生

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