従来型ILLサービスと一線を画すILLプラットフォーム
既存のILLサービスに伴う図書館員の作業から、無駄を省きより簡潔に、そしてより簡単に行えるように合理化を行った新時代のILLサービスです。
ILL作業の合理化を行うことにより、スピーディーに手配が行え 利用者へのサービス向上にもつながります。年間購読型サービスなので費用計上しやすく予算申請が行いやすくなります。
RapidILLの特徴
ILL(複写)業務を効率化
従来のILL作業と違い図書館員が依頼先を決定するための所蔵調査・送料・手数料の確認を行う必要はありません。
システムが自動的に依頼館を決定します。
※ 年間購読費用に含まれます。
ILL手配完了の時間短縮
電子ファイルでやり取りを行うため、郵送時間は国内・国外でも変わらず最短で入手できます。煩わしい送付作業はありません。簡単に行えます。 業務の効率化(自動化)と相乗して、手配完了の速度を向上させます。
※ サービスは24時間以内の完結を目標としています。
ILLリクエスト成功率
効率化された仕組みと全世界の参加機関が対象となることにより、高い成功率(95%*)を誇ります。
* RapidILL参加機関全体での成功率です。
「依頼」と「受付・貸出」のバランス・負荷の平準化
図書館間”相互”貸借の理念を尊重します。
RapidILLのワークフロー
依頼
依頼時はフォームに入力し依頼を行うだけ! 届いたPDFは適切に処理を行って文献を利用者のもとへ
受付
依頼に伴い電子(PDF)ファイルを用意しプラットフォームへ アップロードするだけの簡単な作業です。
RapidILLでコスト削減
ILL担当図書館員の労力・作業時間を大幅にコストカットします。
- 受付できる所蔵館の確認
-> 自動化 - 受付できる館が複数ある場合の、依頼先選定
-> 自動化 - オープンアクセス論文での入手調査
-> 自動化 - 同一館へ依頼を行わなければならない時の心的負担
-> プラットフォームが肩代わり - 金銭管理不要 (相手館・利用者)
-> 年間購読費用のため、都度の管理はありません。カウンターでの帳簿管理・相手館への振り込みなどから解放
RapidILLの機能
RapidILLについて
1997年にアメリカ コロラド州で起きた壊滅的な洪水により コロラド州立大学の図書館も壊滅的な被害を受けました。 大学図書館スタッフは、このような状態であっても利用者へサービスを提供するために、どうすればよいのか?と考えそれを形にしました。
それがRapidILLプラットフォームです。 目標は、文献依頼の所要時間を短縮し同意した相手図書館から
資料を迅速に入手することでした。
時は経ち、現在はEx Libris, Part of Clarivateから商用サービスとしてプラットフォームを維持しています。 商用サービスとなって以後も、立ち上げの理念を尊重し
貢献の精神を現在も引き継いでいます。