EndNote のスタイル設定の原則と、例外を設定するための特別な意味を持つ特殊記号について
原則1:隣接するデータは影響し合う
EndNote のスタイル設定画面において、「隣接している文字列」は原則「関連するデータ」として EndNote は認識します。出力設定したフィールドの中に、「データ入力がないため出力できないフィールド」が含まれる場合は隣接する「関連するデータ」も出力しなくなる、という仕様になっています。
例:論文情報を出力する際に「 巻(号):ページ情報 」の情報を続けて出力したい場合、下記のように設定します。
Volume(Issue):Pages
しかし、このままの設定だと Issue 情報がない文献を引用した際に「関連するデータ」と認識される Volume 情報も Pages 情報も出力されなくなってしまいます。
原則2:スペースを挟むとそのデータは独立する
EndNote のスタイル設定画面において、「スペースで区切られている」文字列は「関連しないデータ」として EndNote は認識します。「関連しないデータ」は隣接するフィールドの出力有無の影響を受けません。
例:書籍情報を出力する際に、ページ情報に「 p. 」を付けたい場合、下記のように設定します。
p. Pages
しかし、このままの設定だと Pages 情報がない文献を引用した際に「関連しないデータ」と認識される「 p. 」は出力され続けてしまいます。
上記原則による不都合の解消方法
上述の例のように、原則の設定だと不都合が発生するケースに対応するために EndNote は特殊な記号に特別な意味を持たせています。詳細は下記の資料をご参照ください。