インタビュー

参考文献フォーマットの一発変換に感動

九州工業大学 大学院生命体工学研究科 生体機能応用工学専攻 環境共生工学講座 微生物工学分野
教授 前田 憲成 先生

九州工業大学 大学院生命体工学研究科 生体機能応用工学専攻 環境共生工学講座 微生物工学分野 教授 前田 憲成 先生にインタビューを行いました。

-EndNoteを使用するきっかけは?

 初めて使ったのは、2006年の4月から1年半、アメリカのテキサスA&M大学でポスドク(博士研究員)として働いていた時です。所属大学全体でEndNoteのサイトライセンスを契約していたので、そこで論文を書く際に使い方を学びました。

 日本で学位を取ったときには参考文献リストを手打ちで作成しましたが、EndNoteを使えば自動作成してフォーマットも変えられるので、ものすごく便利だと思いました。アメリカ・ポスドク時代は7報の論文を執筆するチャンスがあったので、参考文献のリストがボタン一つで作ることができた時は感動しました。

 論文を書くには必須なので、所属が変わってからは個人ライセンスを購入して使っています。Wordのバージョンが新しくなっても使えるように、アップグレードもしています。


-他の文献管理ソフトと比較していかがですか?

 研究室では他のソフトを使っている院生もいますが、私はEndNote推奨派です。私達の研究分野では微生物を扱いますが、学名や遺伝子名をイタリックにしないといけません。他のソフトではどうしてもイタリックで出力できない時がありますが、EndNoteの場合は文献登録の時にイタリックで登録すれば、リスト出力の時もちゃんとイタリックで出力されるので、イタリックになっているか、なっていないかの確認の必要はありません。

 手打ちに比べたら他のソフトもいいと思いますが、もっといいのがEndNoteじゃないかと。


-EndNoteのどのような点が気に入っていますか?

 一番の魅力はやっぱり、参考文献リストのフォーマット変換ですね。

 論文って、一つ目に出した雑誌で必ずアクセプトされるわけではありません。駄目な場合に別の雑誌に投稿し直すってなると、投稿規定が異なります。参考文献もアルファベット順に並べるのか、論文に出てくる順番なのかなど。そういう時、フォーマットを手打ちで直すのはやっぱりものすごく大変です。EndNoteならボタン一つでパッと変えられるので、それを実際に行なったときは、本当に感動しました。


-最後にメッセージはありますか?

 まだ手打ちで文献を入力している私みたいなアナログ人間はたくさんいると思うので、そういう人にトライアルなんかで実際に使ってもらって、私がアメリカに行ったときに経験したあの感動を感じてもらいたいですね。富士山を写真で見ても特に感動しませんでしたが、実際にその場に行って実物を見ると大きな存在感と感動がありました。実際にEndNoteを使うとなると、同じようなものと思うので、気になる人は是非一度トライアルでもいいので体験してみてください。


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九州工業大学 大学院生命体工学研究科 生体機能応用工学専攻 環境共生工学講座 微生物工学分野 教授 前田 憲成 先生

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